2015年6月25日木曜日

SurfacePro3を使ってみて...Surfaceペンでマウスジェスチャーがイイネ!! (□...□)b


 
 マウスジェスチャーとは、マウスポインタの移動によって描かれる軌跡のパターン(ジェスチャー)を登録し、その軌跡に特定のコマンドなどを割り当てる操作方法。通常のマウス移動と区別するために、例えば右クリックボタンを押しながら操作する。

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マウスジェスチャー(死語)


 なんというかもう懐かしささえ覚えるこのマウスジェスチャーという響き。普通にマウスを使ってた頃は便利だなと思わないでもなかったが。コードが邪魔だったり、あるいは無線でも電池で重くなったりなどもあって、マウスを動かして登録した軌跡を描くというのが思ったほどうまくいかないというもどかしさも。

 ちょっと高機能なマウスを使うようになると、クリックボタン以外にもいろいろボタンがついててコマンドが登録できたりするのでマウスジェスチャーはすぐ使わなくなってしまった。

 ほどなくMacを使い始め、その高性能なトラックパッドに魅了されてからはマウス自体を使わなくなり、「マウスジェスチャー」なんてものは自分の中では完全に過去のものになってた。



Surfaceペンでマウスジェスチャー


 そのMacも卒業してSurfacePro3を使うようになり、今度はSurfaceペンに魅了されたわけだが。書き心地は素晴らしいけど、さまざまなコマンドを送る機能という面では高機能マウスやトラックパッドには遠く及ばない。

 前回書いた通り、ペン尻のボタンにはクリックで「OneNoteを起動する」、ダブルクリックで「スクリーンショットを撮る」という機能が割り当てられているが、これは別のコマンドにカスタマイズすることはできない。他にはマウスの左クリック・右クリックに相当するボタンがあるのみで、特定のコマンドを登録できるような機能はない。
 ペンをくるくる回したり振ったりするだけであんなことやこんなことが出来てもいいんじゃないかと思うんだけど、残念ながら何も起こらない。

 そこでふと、マウスに似た入力デバイスでもあるんだから、マウスジェスチャー用のソフトが使えるんじゃね?、と。



マウスジェスチャーソフト


 いろいろなソフトを試したけど、Surfaceペンは完全にマウスと同じというわけではないのでちゃんと動作しないものもあった。ソフトによっては「上下左右」に「斜め」を加えた8方向の組み合わせの軌跡しか登録できないものもある。8方向の組み合わせだけだとジェスチャーのパターンは覚えやすいものの、パターンに個性がないので、どのジェスチャーにどのコマンドを登録したかを思い出しにくい。

 せっかく書きやすいペンなんだし、もっと自由な軌跡を登録したい。ってことで選んだのが StrokeIt というソフトで、しばらくそれを使ってたんだけど…このエントリーを書きながらマウスジェスチャーソフトについて調べてるうちに StrokesPlus に辿り着いた。StrokeIt よりもコマンドの登録がやや分かりにくい気がしたが、こちらの方がいろいろと出来そうな感じなので乗り換え。

 一筆で描けるものなら何でもOK。アルファベットや数字、ハートや星の形など好きな軌跡をジェスチャーとして登録できるし覚えやすいかなと。マウスでは思ったように描けなかった複雑な軌跡もペンなら楽勝だし。もっとも似たような軌跡は同じジェスチャーとして認識されてしまうので全部思ったとおりに使えるわけではないんだけど。
 
 

これがペンジェスチャーだ!


 とりあえず実際に使ってるところの動画なんぞ。

 (音声なし 1分05秒)  

 Surfaceペンの書き心地の良さと相まって実に滑らかに動作する。修飾キーとなる右クリックに相当するボタンも、ペンを握った時に自然に押せる位置にあり、無理なくジェスチャーを描くことができる。
 ただ、残念ながら、動画の撮り方がヘタクソ過ぎていまいちその滑らかさが伝わらない気がしないでもないが…。
 
 上記のようなコピーとかペーストといった基本的なショートカットは当然として、自分がよく使うExcelでもショートカットは多用するので、Excel用にさらに細かくジェスチャー登録。Excelではよく使う機能をクイックアクセスツールバーに登録できるが
 

 
 見ての通り狭い場所に小さいアイコンが並ぶので、指タッチはもちろんペンでも押しにくい。ここに登録したものはその並び順にそれぞれ「Alt +(1~9)」のショートカットキーが割り当てられるので、その数字の形でジェスチャー登録してみたりなんかして。
 
 (音声なし 1分38秒)  
 

 さらに、この StrokesPlus は単にホットキーを登録出来るだけでなく連続する複数のキーストロークなども登録可能。なので深い階層のメニューでもキーボードで辿る動きをそのまま登録できる。

 例えば「(OS)再起動」なんかは「Winキー → シャットダウン(U) → 再起動(R)」という操作が必要になるので、あるジェスチャーに「Win → Alt+U → Alt+R」を登録しておけば一瞬で再起動できる。誤爆しないようにこの場合あまり簡単すぎるジェスチャーは避けるとして。あ、あと「そんなもん再起動のショートカットアイコン置いときゃいいじゃん」ってのもここではいったん忘れよう。

 他にも、例えば以前「いつでも、どこでも、検索、検索!」というエントリーで書いた「住所から郵便番号を調べる」という操作についてもジェスチャー一発でOK。

 ちなみに、郵便番号検索も再起動も「ジェスチャー一発でOK!」とか言いながら、次の動画ではジェスチャー描くの失敗して「二発」になってるあたりがいかにも自分らしいというか…。(T...T)
 
 (音声なし 35秒)  
 
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 この StrokesPlus、使いこなせばもっと色んなことが出来そうで実に楽しみだけど、とりあえず今回はここまで。

 いや〜、これはもう本家がもともと搭載しておくべき機能じゃないかと。
 「これさえあれば、何もいらない」とか言っちゃうんなら…ね。




 

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