2012年1月24日火曜日

Dropboxフォルダ同期機能の落とし穴?! MacとWindowsで同期されないケース



猫も杓子もDropbox。
というくらい周りでも利用者が増えている気がする。
いや、ちょっと言い過ぎた。
というか、使ってくれとお願いして回っている。
が、それでもやはり着実にユーザーは増えていると思う。
もちろん私自身も有料プランで利用している。

Dropboxのアカウントを作ってプログラムをインストールすると特定のフォルダに入れたファイル・フォルダは即座にWEB上のDropboxストレージにも同期され、さらに他のマシンでも設定すれば自動的に同期される。
自分の管理するマシン間だけでなく、顧問先等の第三者ともフォルダを指定して同期することが出来るので大変便利なツールである。

で、問題なのはMacとWindowsのマシン間での同期について。
Dropboxはマルチプラットフォームで利用できるので基本的には使用マシンがMacでもWindowsでも問題ない。
が、これらのOSの特性から完全にファイル・フォルダが同期できないケースがあるようだ。
Windowsではファイル・フォルダ名に「 / : \* ? " < > | 」(←すべて半角。全角ならOK)という文字が使えない。
また、CON」や「PRN」などのOSで予約されている文字をファイル名とすることも出来ないようだ。
これがMacだと上記の文字はファイル名として使用することができる。(一部は不可)
つまり、あまりないかも知れないが、Mac側でこれらの文字をファイル名につけるとMac側では問題ないもののWindows側で使用できないので同期がされないことに。

ファイル名 - Wikipedia

さらに、ファイル名の長さの問題もある。
 Windowsではファイル名は最大で260文字まで(実際にはそれよりも短くしか使えない)だが、古いMacOS(HFS)だと31文字(半角英数字)までしか使えなかったようだ。
試してないので推測だが、Windowsマシンで31文字を超えるファイル名をつけたファイルはMacマシンへDropboxの同期はされないのではないだろうか。(あるいは強制的に短くされるか)
しかし、MacOS Ⅹ(HFS Plus)以降は255文字(半角英数字)まで拡張されたようで、このファイル名の長さの問題は現在ではあまり意識する必要はないかも知れない。


下記の通り試してみたが、確かに同期されないケースがあるようだ。
言われてみれば当たり前だが、恐ろしいことに今まであまり意識をしたことはなかった。



厄介なことにMac側でこれらの文字(「 / : \* ? " < > | 」)をファイル・フォルダ名に利用してもエラーではないので、当たり前だが何も警告が出ない。
しかも、DropboxのWeb上にも問題なく同期されるので、Dropboxの同期完了のマーク(緑のチェックマークアイコン)も普通についてしまう。

ということで、Mac側でファイル等をアップするときは注意が必要だ。
また、過去にそのようなファイル名をつけていないか、Macユーザーは一度チェックしてみると良いかも知れない。
Dropboxで共有しているフォルダを対象に、Spotlightで禁則文字を使用したファイル等を一括で調べることが出来る。(次のカギ括弧内をコピペでOK)

/ OR : OR \ OR * OR ? OR " OR < OR > OR |

OS上の特殊ファイルなどを含めいろいろヒットすると思うが、中には重要なファイルで「えっ、これWin機に同期されてなかったの?・・・orz」なんてことがあるかも知れない。

ところで、LinuxやAndroid、iOS(iPhone)なんかはどうなんだろう。
あるいは、Dropbox以外の同期サービス、例えばSugarSyncなども事情は同じだろうか。(多分同じ気はするが)
調べておかなくては。
ま、そのへんはまた別の機会に。


※ 1/27追記あり


Dropboxを使ってみたいという方はこちらから。(このリンクから登録すると通常の2GBに加えて250MBの追加容量がもらえる。はず。)

→ Dropbox


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