2012年1月26日木曜日

税理士業務でも活躍! ScanSnap S1100の魅力


言わずと知れたScanSnap S1100
コンパクトで持ち運びにも便利だし世間の評判も高いような気がする。
発売から一年以上経ち、紹介記事も多数あるので今更感はあるが、税理士業務にも非常に役立つということでとりあえず。


◆お気に入りのポイント
このスキャナーのセールスポイントは多々あると思うが、個人的なお気に入りポイントは次の点。
  • 大きさ・重さ
  • USBバスパワー
  • Mac用のドライバ
  • 重なり検出不可
Evernoteとの連携や、同梱の「やさしく家計簿 エントリー for ScanSnap V1.0」などは個人的にはあまり興味がない。
上の4つ目の「重なり検出不可」という点に特に魅力を感じている。(理由は後述)


◆持ち運び
サイズ的には申し分ない。
A4ノートPCの長い辺と短い辺の間くらいの長さで、私が使ってる普通のビジネスバッグには縦でも入る。
ACアダプタも不要のUSBバスパワーなので、荷物も少なく済む。
これとノートPC、スマートフォンがあればあとは何も要らない感じ。
顧問先でも資料をもらうことがあり、従来はコピーを取って紙でもらっていたのだが、今ではこのスキャナーが活躍している。
とにかく紙は極力「もらわない・渡さない」ようにしている。


ちなみに。
モバイル性という点ではハンディスキャナー(手で持ってスキャナーの方をずらしながらスキャンする)の方がさらに小さく軽い機種がいろいろあるが。
アレはダメ。
以前購入(S1100の3倍くらいの値段・・・)したことがあるが、どうやっても曲ってしまうし、画質も良くない、読み取り速度が遅い、付属のソフトが重い、など散々であった。


◆Macでの利用
昨年の1月からMacBookAirを使用しているが、えらく気に入っている。
本スキャナーはMac用のドライバがメーカーから出ているのでMacでの使用も問題なし。
一部Winのみに提供されているソフトもあるようだが、もともとあまり使えないものなので問題なし。
他社の同類のスキャナーだとWinのみ対応というのが多いので、これもポイント。
ちなみに、UbuntuでのS1100の利用はまだ確認できていない。
(S510の方はUbuntuでも利用は可能だがWin・Macに比べ使い勝手はかなり落ちる。)



◆重送感知

上記で特に魅力を感じている点として挙げた「重なり検出不可」通常は1枚ずつスキャンしたいのだから、この機能がないということは普通に考えればマイナス要因である。S1100上位機種にS1500等があり、私はS1500の旧モデルであるS510も併用している。
この機種は重送感知機能があるため滅多に重送は起こらない。
自動給紙もできるため、何十枚も紙をセットして放っておいても安心してスキャンを任せられる。
もちろん業務用の複合機スキャナーでもそのような機能(より高性能)はあるはずだ。
つまりこの機能は非常にありがたい機能なのである。(実際には100%ではないのでスキャン後のチェックは必要なのだが・・・)
にも関わらず、重送感知しないこのS1100に魅力を感じるのはなぜか。
それはS1500等とは用途・目的が違うからであり、あえて重送感知しないで欲しいケースがあるからだ。


重送感知する上位機種では書籍のデータ化(いわゆる「自炊」)や過去の資料(例えば過去の申告書セットなど)をまとめてスキャンしたりするのに役立つ。
これに対しS1100はさっと手軽に使えることから領収書やちょっとした1?2枚の紙資料をスキャンするのに便利。
そして、重送感知せず、かつ、ある程度厚みのあるものでもスキャンできるので、例えばホチキスで止めてあるような書類や、納付書などの複写用紙(※1)でもそのままスキャンが可能となる。
なにより、厚さ的にギリギリのところではあるが預金通帳がスキャンできるのが大きなメリットである。
顧問先へ訪問した時の資料のスキャン用にはピッタリかと。

※1 複写用紙のくっついている辺から読み込ませれば重送感知機能のあるスキャナーでも読み取り可


ちなみに通帳をスキャンするときはちょっとコツがある。
それは、通帳の前半のページ(1・2ページ目とか)をスキャンするときはお尻(下)から、後半のページ(8・9ページ目とか)では頭(上)から、つまり厚みのある方からスキャンするということ。
そうしないと、通帳の真ん中の厚みが変わる部分で引っ掛かってしまう。


と、そう思い込んでしばらくやっていたが、ある時ふと気が付いた。
あれ?ちょっと待てよ・・・と。


もしかして、もしかして、もしかして、
横向きにスキャンすればいいんじゃね?!



そう、しっかりページを開いてこの方向にスキャンすればまず問題なく読み取れる。ナンテコッタイ・・・・・。


◆最後に
このように、領収書や預金通帳などのスキャンに最適なS1100。
現在は顧問先にも無償提供してこのスキャナーをお使い頂くケースも増えている。
一度スタートボタンを押せばあとは紙を少し挿し込むだけで自動で読み込んでくれる。
たっぷり溜まった領収書もテレビやTwitterのTLでも眺めながらモリモリ読み込ませていればあっという間に終わる。
実際にやるまでは「大量の領収書をいちいちスキャンするなんてあり得ない」と思っていたが、いざやってみれば呆気なく感じるほど。
もっと言えば、この自動的に紙を小気味よく飲み込んでいく様子はさながら子どもに離乳食を与えてるような気分にもなり、実に心地よいというかクセになる感じ。


まぁそれはさておき。
残念ながら、スキャンが終わったからといって通帳や(業務上の)領収書などの重要書類は捨てる訳にはいかない。
電子帳簿保存法の要件を満たすものであれば処分が可能なものもあるかも知れないが、今回はそれが目的ではない。
同法の要件はまだまだ厳しく実際の運用は現実的ではないと考えている。
では、これらをスキャンしてそのデータをどのように活用するのか、具体的なスキャンの設定、スキャンし終わった領収書等の保存の仕方など・・・そのへんはまた別の機会に。




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2 件のコメント:

  1. 同業者です。ハンディスキャナを5千円程度で購入したおかげで通帳を書き写したりと買って言う手間が減って大分仕事が楽になりましたが、エラーも多いので、スキャン→SDをPCにて確認。スキャナ自体の電池の確認も定期的に行っていて、結局PCで確認するためにPC持ち歩くんだったらこっちの方が正解だったかなーなんて思って「S1100 通帳 読み取り」で検索したらこのページにたどり着きました。正直見るんじゃなかったw あのときけちらなければという悔しさ一杯です。トップ画像はAirが写ってますが、mac使いって珍しいですね。かくいう私もmacに7をインストールして使ってますが。
    乱筆お許しください。

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    1. 匿名 様

      コメント有難うございます!

      匿名様の悔しさが紛れるかどうか分かりませんが、私も某ハンディスキャナーを3万円以上で購入し、結局使い物にならなかった経験がありますw

      やはりハンディスキャナーはどうしても曲がってしまったりするので厳しいものがありますね。

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