はい、おひさしぶりです。
国税庁がようやく年末調整書類のPDFに入力フォームを付けるようになったのが2016年。
あれから6年も待ちましたが、けっきょく今年も公開されたPDFには算式が埋め込まれておらず、先生とてもがっかりしました。
せっかく入力フォームをつけたなら、保険料控除の金額などは自動で計算できるようにフォームに算式を埋め込んでくれれば良いのに…それだけで利用者の負担が大きく減るのに…なぜ…なぜゆえ算式を埋め込んでくれないのか…。
一方で、国税庁は年末調整用のPCソフト・スマホアプリも公開しており、こちらで充分…つーかなるべくこっちを使って欲しい…と考えているのだろうか。
年末調整ごときでそれ専用のソフトをインストールし、IDやらPWを設定し、100ページ以上もあるマニュアルに目を通し、マイナポータルから電子データをインポート?…そもそもマイナンバーカードが…などと考えると、使い始めるのにはちょっと腰が重いというか…
年末調整なんて慣れれば大したことをやるわけでもなく、とはいえ、いちいち各項目を小さな文字の表を見ながら判定したり計算したりというのは気が狂いそうになるというか…
ということで、以前のように計算式を埋め込んだ年末調整書類のPDFを作成したので置いておこうかと。
大事なことを言っておくと、このPDFをブラウザのPDFビューワーなどで開くのではなく、必ずファイルをダウンロードして、AdobeのAcrobatReaderで開くということ。できればFoxit社の「Foxit PDF Reader」をオススメしたい。(理由はまたの機会にでも)
MacのPreview.appとかではフォームに埋め込んだ算式がうまく動作せず、下手したらファイルが壊れてしまうので要注意。
スマホだと、ちょっと厳しけどAcrobatReaderアプリならいちおう動作すると思う。
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※ bit.lyという短縮URLサービスを利用しておりますが、リンク先は各PDFファイルとなります。
◆扶養控除等申告書
扶養控除等申告書自体は特に計算や判定をさせる項目はないので、国税庁で公開している入力フォーム付PDFで問題ない感じもするが。
ただ、例えば16歳未満の扶養親族を記載する欄が、昨年までも3人分しかなく、4人目の子供が産まれて欄が足りなくなって余白にフォームを追加した…なんてことがあり。
このようにもともと少なかったのだが。今年から様式が変わって、さらにこの欄が削られて2人分しかなくなって…しかもこの様式自体いろいろ詰め込みすぎて余白もないくらいパンパン…
ということで、もう1枚ページ(次葉)を増やしてみた。
◆保険料控除申告書
これは昨年と特に変わった点はなく。
2018年から配偶者特別控除申告書部分が別様式となったのでそれ以前よりは多少スペース的に余裕はできたものの、細かな速算表を見ながら手計算させてこの小さな欄に記入させるとか、相変わらずイカした書類。
◆基礎控除等申告書
→ 「R4年分基礎控除等申告書 F.pdf」
(2023/10/14 追記)
上記書類のうち給与所得者の基礎控除申告書内の「給与所得」の「所得金額」は「収入金額」を入れることで自動計算されますが、その計算式に誤りがあり正しく計算できないケースがあることが分かりました。具体的には、所得金額調整控除が考慮されていなかったため、その点を改めました。申し訳ございません…
2年前から新たに加わったこの書類、正式名称が「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」…いやいやいや、長いって…3つは兼ね過ぎだって…。
この3つの申告書のうち、人によってどれが必要でどれが不要か、それを見極めるだけでもまぁタイヘン。
しかも、給与所得は裏面の速算表で計算させ、納税者本人や配偶者の合計所得金額によって各区分を判定し、それを記載の表に当てはめて各控除額を求めさせるとか、なかなかの鬼畜仕様。
ということで各判定や各控除額はある程度自動で行われるようにしてみた。
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国税庁の年末調整ソフトや、民間でもクラウドの年末調整システムの普及も進んでおり、従来のように紙・PDFで年末調整の書類を作成するケースは減ってきているとは思う。
が、まだまだ手書き・手計算で苦労している人もいるのではないか。
そんな方々のために、これらのファイルが少しでも役に立てるなら…。
最後にこれだけは声を大にして言いたい。
もう年末調整制度なんてやめちまえっ!!
初めてこの年末調整PDFを見つけてからはや数年・・。いつも大変お世話になっております。ほんと国税庁の年長ソフトのいまいちなこと、この上なしです。もし気が向かれたならば、今年もよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
返信削除匿名さま
削除コメント有難うございました!
コメント頂くことがめったにないので確認遅くなってしまいました。
申し訳ありません…
少しでもお役に立ったのでしたら何よりです。
今後とも宜しくお願い致します!