マイナー志向な税理士が主に業務で役に立ったツールや記事などを書き留めておくブログ。「そんなんEvernoteにでも入れて自分だけで見とけや!」というツッコミはナシの方向で。
2024年4月7日日曜日
手書きがイヤならPDFに書き込めばいいじゃない。Acrobatが使いにくいならFoxitPDFを使えばいいじゃない。
新年度…手書きが必要なプリントを学校から山ほど配布される季節…
いったい何回、名前や住所や生年月日を書かせれば気が済むというのか…
WEB化・アプリ化されてる部分もあるとはいえ、なかなか一気に変わるというのも難しい。かといって、もう手書きなんてうんざりなんだ。
そこで、せめてPCやスマホでPDFに書き込んで、それを印刷して提出したくなるというもの。
もともとPDFファイルに入力フォームがついているのが望ましいが、古い体質の学校や行政等にそんなことはあまり期待できない…ならば、注釈機能を使って書き込もう。
PDFが公開されていればそれを、なければ配布されたプリントをスキャンしよう。少々画質が落ちても気にしない。どうせ受け取る方もたいして気にしない…はず。
PDFソフト(アプリ)は無償版と有償版があるが、PDFファイルの書き込みは無償版でもいける。もちろんPDFといえばAdobeが有名で、無償版の「Adobe Acrobat Reader」でも書き込みはできる。
が、ちょっと待ってほしい。ここはAdobe Acrobat Readerではなく、Foxit社の「Foxit PDF Reader」(無償)をオススメしたい。はげしくオススメしたい。
PDFファイルへのテキストの書き込みには「タイプライター(テキスト注釈)」という機能を使う。好きなところにそのまま書き込めるのでテキストボックスを配置するよりもラク。
ただ、書き込んだテキストの位置が微妙にずれたりして、それを合わせようと思うとなかなか面倒くさい。
FoxitPDFだと書き込んだ複数のテキストを選択したうえで左揃えや下揃えなど「位置合わせ」ができる。なので、とりあえず雑にバーーっと書き込んで、あとでまとめて位置を揃えてあげると体裁よく仕上がる。
AdobeAcrobatは残念なことにこれができない…(多分。できるなら教えて欲しい)
それと、数字や文字の桁数が指定されていてマス目で区切られてるような文書を見たことないだろうか。郵便番号だったり口座番号だったり、あるいは住所や名前のフリガナだったり。あれを一文字ずつ入力して位置を合わせるというのはなかなかに面倒くさい。
これもFoxitPDFだとだと「入力とサイン」というメニューの中に「マス目フィールド」という機能があり、これを使えばキレイに入力できる。
ちなみにこの機能はAdobeAcrobatにもある。
以上、書き込んだテキストの位置合わせがあるという点でFoxitPDFを推したが、他の機能もAdobeAcrobatに劣るところはほとんど見当たらない。
逆にFoxitの方が優れていると感じる部分はまだ他にもあるので、機会があれば紹介したい。
ということで、これからは「PDFといえばFoxit」、今日はこれだけ覚えて帰って下さい。
なお、最初の方でも触れたけど、そもそも記入が必要な書類なら配布する側が入力フォーム付きのPDFを公開しておくべきだと思う。WEB化やアプリ化が出来ないのであれば、せめてそのくらいは。大したコストもかからないはず。
入力フォームなら利用者がいちいち位置合わせなんてことをする必要もなく、計算が必要な箇所があれば自動計算させたり、入力内容をデータ利用できたりなどもっと高度なことも可能になる。
いわゆる「専用紙」が使われている場合、スキャンして注釈機能で書き込んだPDFをカラー印刷したものでは受け付けてもらえない可能性もある。そんなときはスキャンしたPDFに入力フィールをつければ、フィールドに入力した文字だけを印刷することもできるので専用紙への印刷(手差し印刷)も可能だ。印刷位置はズレがちだけど…少々なら気にしない。
そんなわけで、私は、記入が必要な書類に片っ端から入力フォームをつけて、この世から手書きを1枚残らず駆逐するために心臓を捧げている。
どうだろう、君も、手書きバスターズ(←ダサい…)に入らないか!
あなたも、PDFフォームクリエイター(←ダサい…)になってみないか!